このお話を聞く
無料 · 声を選ぶ
ある年の七月七日の夜、小さな女の子・ゆきなは、おばあちゃんと一緒に庭で七夕まつりの準備をしていました。
「ゆきなちゃん、短冊に何をお願いするの?」とおばあちゃんが優しく聞きました。
ゆきなは、クレヨンをぎゅっと握りしめて、短冊に大きな字で書きました。「ママとパパが、いつまでも仲良くいられますように」。
おばあちゃんは、ゆきなの顔をそっと撫でました。「良いお願いだね。織姫さまと彦星さまなら、きっと聞いてくださるよ」
夜が深くなると、空一面に星がきらめき始めました。ゆきなはおばあちゃんと一緒に、夜空を見上げました。

「あそこだよ」とおばあちゃんが指を差しました。天の川が、銀色の光で空を横切っています。その両側に、二つの明るい星が見えました。
「あれが織姫さまと彦星さまだね」
ゆきなは目を大きく開きました。すると、不思議なことが起こりました。短冊が、ふわふわと光りながら空へ浮かび始めたのです。
「あ!」ゆきなが驚いて声を上げました。
その短冊は、天の川へ向かって、まるで生きているように飛んでいきます。銀色の光の道をたどって、織姫と彦星の星へ向かっていくのです。

短冊が天の川に到達すると、まばゆい光が満天に広がりました。織姫と彦星が、久しぶりに会えたのです。彼らは短冊を受け取り、ゆきなの願いを読みました。
織姫は優しく微笑み、彦星に頷きかけました。二人は手を繋ぎ、輝く光の中でくるくると踊りました。
地上のゆきなは、その光を見つめていました。涙がぽろりと頬を伝わりました。
「ゆきなちゃん」とおばあちゃんが言いました。「あなたのお願いは、もう星さまに届いたよ。織姫さまと彦星さまは、ずっと見守ってくださるんだよ」
ゆきなは頷きました。心の中に、温かい光が灯ったような気がしました。
七月八日の朝、ゆきなが目を覚ますと、庭には朝日が降り注いでいました。昨夜の夢のような出来事を思い出しながら、ゆきなは微笑みました。
その日、ゆきなのお母さんとお父さんは、いつもより優しい表情をしていました。家の中には、温かく、そして幸せな雰囲気が満ちていたのです。
物語は気に入りましたか?
他のご家族やクラスと共有したり、印刷用にダウンロードしたりできます。
お子さまが主人公だったら?
Story of the week
One free story every week. No spam, unsubscribe with one click.
物語のツール
お子さまを主人公に
お子さまの名前を主人公にして書き直します
PDFでダウンロード
印刷してすぐに使える、イラスト付きの完全版です
無料
読書修了証
お子さまの名前入りで印刷できる修了証です。クラス全員分にも対応しています。
無料
この物語をプレゼント
おばあちゃんやおじさんなど、大切な人にメッセージを添えて送りましょう。
無料
ブログやオンライン教室に埋め込む
コードをコピーして、ブログやMoodle、Google Sitesにこの物語を表示できます。
無料
読解問題を追加
事実確認・推論・批判的思考・創造・語彙の問題
読解力クイズを作成
この物語の選択問題
ぬりえページを作成
教室用の白黒線画
物語を翻訳
トーンや文体を保ったまま他の言語に翻訳します
物語を編集
具体的な指示で物語を編集します
低年齢向けに書き直す
より簡単な語彙、短い文
高年齢向けに書き直す
より豊かな語彙、複雑な物語
イラストを作り直す
文章はそのままに、新しい画像を作成します
本を探して物語を作る
既存の本に物語を追加したり、キャラクター付きの自分だけの本を作ったり、単独の物語を書いたりできます。



